特別な日の、特別な料理
私「どの料理も美味しくて感激してます」
マスター「そうなんです、フランス料理は美味しいんです!」
「フランス料理って堅苦しいイメージがありますよね。
特別な日ももちろんですが、ちょっと嬉しい事があった時など
に気軽に来て頂きたい場所なんです。」
正直今回お店にくるまで、とても緊張していた。マナー・お作法がしっかりできるか?とか、フランス料理を味わえるほど有能な舌なのか、とか。でも本当にどれも美味しかった。マナーに関しても事前情報にプラスしてスタッフの方が教えてくれた。シェフ&スタッフが作るお店全体の雰囲気がさらに味わい良くしていたように思える。食事は料理を味わうのはもちろんだけれど、"食事の時間を楽しむ"ことを、忘れかけていた気がした。
マスター「それにここで美味しい料理を提供しないと、
フランス料理自体に傷がついてしまう。それでは先輩・後輩に
申し訳ないんです。だからいつも必死に作るんです。」
確かに最初に入りは大事だ。初めのたった1回で、イメージの外枠を決めることになるのだから。歪な形になったそれを丸に戻すのはなかなか難しい。そして歪んだイメージまま別のお店に入ると、どうしても悪いように捉えてしまいがちになる。『~は美味しくなかったかもしれないけど、うちは美味しい。』それでは業界全体が冷え込む原因を生むことになる。以前料理店で働いていた事があったが、ここまで料理に対する熱い心意気を感じたのは初めてだった。単なる一組の消費者を通じて、ここまで考えているなんて。脱帽。プロってすごい。
というわけで、本当に素敵な1日を過ごすことが出来た。最初から最後まで贅沢すぎる1日だった。主人もとても満足したらしく、今後良いことがあった日にはフレンチに行こうと話している。『また行きたい』と思えるお店はそんなに多くない。なのでそういうお店に出会ったときは、必ず再度訪問すると決めている。素晴らしい接客と料理で大切な日を彩ってくれたお店に感謝を込めて。
【SHOPについて】
店名:Charcuterie Pigeon(シャルキュトリーピジョン)
住所:東京都渋谷区上原3-1-3 タカタビル 1F
代々木上原駅から徒歩3分
時間: ☽ 18:00 - 21:00
☀ 11:30 - 15:00 土日のみ
定休日:月曜日(祝日の場合営業)